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印刷用データの作成ガイド

目次



原寸サイズでデータを作成する


▽Z型圧着はがきの場合

データの形式を確認する


.pdf / .ai / .psd / .psb / .eps / .jpg / .jpeg / .png / .bmp / .gif / .tif など形式は色々

ありますが利用する印刷会社の指定する形式に合わせて入稿する必要があります。


⦿弊社のDM発送管理システム「スグレタ」の場合、.jpegをご利用頂けます。



トンボと塗り足しをつける


PDF形式での入稿が可能の場合、トンボと塗り足しは不要となります。

トンボや塗り足しをつけて作成する際は、Adobe illustratorやMicrosoft Wordの利用を

推奨します。


🔸トンボとは


印刷物の断裁位置を明確にするために必要不可欠な目印のことを言います。

Illustratorではトリムマークと呼ばれています。

例)Z型圧着はがき
  • 四隅に配置するトンボをコーナートンボ

  • 中心に配置するトンボをセンタートンボ

  • 折り位置を示すトンボを折りトンボ

※2つ折りなどセンターで折る場合、

 折りトンボの省略は可能ですが

 Z型圧着はがきなど各面のサイズが

 違うデータやずらし折りには必要と

 なります


カットするときに使うのは、コーナートンボとなります。トンボの角と角を繋ぐ線を

カットしていきます。


🔸塗り足しとは


実際の仕上がりサイズより大きめに作った印刷用データの背景部分のことを言います。

断裁ズレによる余白を考慮して、データは仕上がりサイズより上下左右3mmはみ出させておく必要があります。

例)Z型圧着はがき

A4サイズのデータをA4サイズのコピー紙に印刷すると印刷用データの周りに

余白が生じるので原寸サイズに印刷したい場合、作成したデータサイズより

大きいサイズの用紙に印刷し断裁して原寸サイズに仕上げます。

その際、断裁位置が少しでもずれると

仕上がりに影響が出てしまうので背景を大きめに設定しています。



🔸文字切れ位置にも気を付けよう!


例)Z型圧着はがき

断裁ズレによって起こる問題は、

もう1つあります。

仕上がり位置ギリギリに文字やデザインを入れてしまうと、断裁がズレた際に

切れてしまう可能性があります。

塗り足しとは逆に、仕上がりサイズの

内側3mm内に文字やデザインを置かないことで事前に避ける事ができます。

 

🔸データを作る際に抑える3つのサイズ

  • デザインを収める範囲:上下左右仕上がりサイズから-3mm

  • 仕上がりサイズ:148mm×297mm(Z型圧着はがきの場合)

  • 塗り足し:上下左右仕上がりサイズから+3mm

 

カラーの設定


カラーの表現手法は、RGBとCMYKの2種類に分かれています。

RGBカラーは光の3原色であるレッド【R】グリーン【G】ブルー【B】の文字を

とったもの。テレビやパソコン、OfficeソフトウェアのデータはRGBカラーになります。

CMYKカラーシアン【C】マゼンタ【M】イエロー【Y】、ブラック【K】の文字を

とったもの。複合機やコピー機での印刷は一般的にはCMYKカラーになります。


RGBカラーとCMYKカラーでは色の表現できる範囲に差があり、CMYKカラーは

RGBカラーより色域が狭くなっています。

RGBカラーで印刷すると、近しいCMYKカラーに変換されるので仕上がりの印刷物と

ディスプレイで見るプレビューで色味が変わってきますので注意が必要です。

カラー設定ができるillustratorなどは、データを制作する前に行う必要があります。


⦿弊社のDM発送管理システム「スグレタ」の場合、CMYKカラーでの設定となります。


画像解像度の設定


画像解像度とは、デジタル化された画像の精細さを表す数値のことを言います。

全てのデジタル画像は、細かなドット(点)の集合体でできています。

このドットが1インチ(2.54cm)あたりにどのくらいの密度で集まっているのかを数値化したのが、画像解像度となります。

単位はdpi(dot per inch)やppi(pixel per inch)がありますが、dpiで表現されることが多いです。解像度は数値が大きいほど、画素の密度が高くなり高精細になり、数値が小さいほど、目の粗い画像になります。


印刷物に適した解像度があり、小さいと粗くぼやけ、かすんだ画像となってしまいますし、大きすぎても出力機器の性能が追いつかず、きれいに印刷されません。

一般的な印刷用(カラー)の適正な解像度は実寸サイズで350 ~ 400dpi となります。


解像度は高ければ高い方がいいのかというとそうではなく、人間の目が画質を認識できる

範囲は限られているので、500dpiや1000dpiにしてデータ上の解像度を上げても、

印刷の仕上がりにさほど変化はありません。逆に解像度を大きくすればするだけ、出力に

時間がかかったり、画像データサイズが重くなり扱いにくくなる場合があります。


🔸解像度の目安


一般的な印刷物(カラー)→350 ~ 400dpi WEBで表示される解像度→ 72dpi

一般的に、Webで表示される解像度の目安は72dpiとなっており、

画面上では綺麗に表示されますが、72dpiの解像度では印刷用途としては低いため、

印刷するとぼやけてしまうことがあるので注意が必要です。


⦿弊社のDM発送管理システム「スグレタ」の場合、350dpi以上での設定となります。

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