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【動画で解説!】無料で自作するDM(ダイレクトメール)束見本の作り方

目次



束見本とは


冊子や書籍を制作する際、事前に全体の仕上がりイメージを掴むために作られる

確認用見本のこと。厚みや寸法、重さなどを正確に割り出すことができます。

書籍以外でも、事前に作られる印刷物の見本のことを束見本と呼びます。

DM(ダイレクトメール)で束見本を制作すると必要な余白を割り出すことができる他、

重さやサイズを確認して定形か定形外の郵便物になるか確認することもできます。

発送数が多いほど、金額の差も大きくなるので束見本はとても大事な役割となります。


束見本を自作するのに用意するもの


印刷用のデータ

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作成する印刷物の原寸サイズでデータを作成します。


コピー機やプリンター

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作成したデザインデータを原寸サイズで印刷します。


カッター&カッティングマット、定規

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デスクに傷をつけないようカッティングマットの上で作業します。


ペーパーセメント(片面塗り&剝離剤)

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貼ったり剥がしたりが自由にでき、紙がよれたりしわになったりせずに貼れる紙専用の

接着剤です。片面塗りの接着剤と剥離剤を混ぜて使用するため、ハケ付きディスペンサーがあると便利です。


プロ直伝! 束見本の作り方~Z型圧着はがきver~


  1. 印刷用データを、原寸サイズに印刷します ※Z型圧着はがきの場合、用紙はB4サイズで印刷するのがおすすめ  

  2. ウラ面全体にペーパーセメントを塗り乾かします ※印刷物のサイズが大きい場合、上辺だけ塗りオモテ面と貼り合わせた後に 残りの面を塗ると作成しやすいです ※セメントが乾かないうちなら何度でも貼ったり剥がしたりが出来ますが完全に  乾いてから貼り合わすと接着します

  3. 乾かしている間に、オモテ面の断裁する右辺・左辺に切り目を入れます ※ウラ面と貼り合わせる際に切り目を目印にするとズレが生じません

  4. オモテ面の上辺を断裁位置に合わせてカットします

  5. 接着剤が乾いたら、ウラ面の上辺も断裁位置に合わせてカットします

  6. 3で付けた切り目を目印にオモテ面とウラ面を貼り合わせます

  7. 折り位置に合わせてカッターの裏側で折り目をつけます

  8. 残りの断裁箇所をカットします

  9. Z型圧着はがき束見本の完成!!

 

今回、束見本作りにご協力頂いたのは…


株式会社レバン 

代表取締役 鈴木 敏男さま


株式会社レバンは、冊子・販売促進ツール・ポスター・パッケージなどの制作を手がける

デザインプロダクションです。平成16年設立。

事業内容は、企業PR誌などの企画立案・編集・制作・管理、販売促進制作物、

各種広告の企画立案・制作及びリサーチ・パブリシティ、パッケージデザイン・CI計画全般など多岐に渡ります。


ペーパーセメントについて補足


束見本を作る機会が多ければ、ペーパーセメントの購入を

検討されてもいいかと思いますが一般的なスティック糊や水糊などでも代用が可能となります。

中でもスプレータイプの糊は、手を汚さずに糊づけできることや広い面にも均一に接着できるためおすすめです。

使用する際は、糊が対象物以外のものに付着することを

防ぐために段ボール箱を用意し、囲いの中でスプレーを

すると良いです。

実際、弊社で束見本を作る際もスプレー糊を使用しています。


(おまけ)初心者が束見本を作ってみた


SNSやブログを担当している、まりな&あすかが、レバンさんへ取材する前に束見本を

作成してみた動画となります。おぼつかないところもありますが作り方は1つではないので

こちらも参考にして頂ければと思います♪





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